チューリップ畑

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『ねばならぬ』

私のなかなか手ごわいネガティブの一つに

『ねばならぬ』があります。

 

以前母親に聞いた話では

私は小さい頃から手がかからない子供だったそうです。

 

2つ年下の弟がいるのですが、

この弟が本当にやんちゃな子で

しょっちゅう怪我をしたりいたずらしたり

目が離せないような状態でした。

 

 

共働きだった両親は、

手のかかる弟に振り回され

私はとりあえず「いい子」にしていたので

手のかからない子と思っていたようです。

 

親は、勉強しなさい、テストを頑張りなさいと口で言い叱るばかりで、

勉強を見てもらったりそばにいてくれることはありませんでした。

だから、私も子供心に全てを飲み込んで

余計な質問もしないで、自分で解釈しそれなりに振る舞っていました。

ずっと「いい子」でなければならず、

成績もそれなりでなければならないと思っていたからです。

 

高校へ進学したあたりから、

学校をサボったり校則を破ることはありませんでしたが、

心のなかでは、私は私!と自分を過大評価し

周りとは違うんだと思うことで、自分を正当化していました。

 

そんなことが影響するのか、

未だに『ねばならぬ』から完全に自分を開放することができていません。

ほんの小さいことでも、

なにかあると、自分のつまらないプライドが顔をだし、

理想像と自分を比べ、

うまく行かなければ、それをごまかすための言い訳を探してしまう・・

そんなことが、時々私の中で起こります。

 

『ねばならぬ』という気持ちは

自分を縛り付け、行動を制限してしまうネガティブです。

自分の目標があって、それを目指している場合、

そうでありたいと思う気持ちはポジティブな場合がほとんどですが、

縛りつけられ執着したら、それはネガティブになってしまうのです。

自分のプライドに関係してくることも大きいでしょう。

 

人として生まれたならば

死ぬその瞬間まで、魂は成長できますし

それを目指すべきだと思っています。

日々が学びの場であり、自分磨きの時間であるからこそ

すこしずつ気づいたところから

気づき、修正し、ネガティブを無くす努力をしていきたいと思っています。

 

 

 

写真は、ベランダのみょうがです。

春に植え替えをしたときに、

思いの外株が大きくいくつもあったので、

空いていた小さな鉢に一株植えたところ、

やっと今頃花芽が出てきました。

来春、大きい鉢に植え替えるまで今年は無理だろうと思っていたので

思わず嬉しくなって、写真に収めました。

 

今年も秋を通り越して冬になりそうですね。

みなさまも体調管理にはお気をつけくださいませ。   

 

 

 

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2024.04.27